中国で“春が最も早く訪れる”無量山桜花谷―中国の桜の7スポット

中国の桜の7スポット、最終回は雲南省大理ペー族自治州にある無量山桜花谷です。無量山桜花谷は標高2000メートル余りの高さにあり、例年11月下旬から12月上旬ごろが花見のシーズンです。

写真撮影なら早朝と夕方!

無量山桜花谷は約133万平米という広大な敷地に1万本を超える桜が植えられています。この一帯では朝霧が発生することがあり、霧から顔を出したり隠れたりする桜が一段と神秘的になっています。桜の見ごろが真冬と寒さが身にしみますが、美しい桜に心が温かくなると思います。無量山桜花谷で桜を撮影する場合、日の出前までに現地に着くのがおススメです。早朝は人が少なく、運よく朝霧に出会えれば朝霧と日の出の素晴らしい光景を捉えることができます。早朝以外では夕方ごろも桜を撮影するには適した時間帯です。

冬に咲く色鮮やかな花 雲南省で咲き乱れた桜の花

無量山桜花谷2

無量山桜花谷3

中国で“春が最も早く訪れる場所”

無量山桜花谷の周辺には、無量山国家級自然保護区や同区の霊宝山国歌森林公園のほか、絶壁の上にある南澗県石洞寺など観光名所が数多くあります。無量山桜花谷は茶園の敷地内にあるのですが、桜が植えられたきっかけがお茶を守るためだといわれています。1990年代に台湾の商人が山でお茶を栽培し始めた際に、強烈な日差しからお茶を守るために冬に開花する品種の桜を茶園内に植えたといいます。今では桜の鑑賞目当てに多くの観光客が押し寄せています。無量山桜花谷では早ければ11月にも桜が開花し、春を象徴する桜とあって中国では無量山桜花谷を「春が最も早く訪れる場所」と呼ぶ声もあります。

無量山桜花谷4

無量山桜花谷5

茶畑の中に桜の木が立っている姿はとても不思議な感覚です。茶畑の緑と桜の濃いピンクがなんとも言えない色彩感で美しい光景を作り出しています。桜は春というイメージが強いですが、一足、二足も先に春の訪れを感じるにはもってこいの場所でしょう。無量山桜花谷は人里から離れているため、ここ数年人気が高まったスポットですが、その美しさは昔からの花見スポットに引けを取りません。高山地帯にあるため空気も澄んでおり、運よく朝霧に遭遇できればきっとプライスレスな体験ができると思います。

           

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