関東では桜が見ごろを迎え、満開の桜が各花見スポットを彩っています。近年は花見のために日本に訪れる外国人観光客も増えていますが、日本の隣国にも桜の名所は少なくありません。今回はお隣韓国の桜の名所5カ所をご紹介いたします。
ロケ地にもなる韓国有数の春祭り・鎮海区
慶尚南道昌原市の鎮海区では毎年「鎮海軍港祭」という春祭りが開かれています。韓国でも有数の大規模な春祭りで、2017年は290万人が訪れました。同区は日本が統治時代に桜を多く植えましたが、日本敗戦後に一時桜の木が伐採され、その後植樹運動が起き、今では桜の名所として知られています。中でも「余佐川」は人気スポットで、ドラマのロケ地になったこともあり多くの観光客が足を運んでいます。
アクセス抜群!済州島の名所・典農路
人気観光地である済州島は桜の開花が早い場所としても知られています。毎年「済州桜祭り」が開催されていますが、典農路は主要な花見スポットです。典農路には桜並木が広がっており、済州島で長きにわたり愛されている桜の名所です。済州国際空港から車で数分という立地条件の良さも相まって、多くの人が立ち寄る場所です。
都会人の憩いの場・石村湖
ソウル特別市松坡区にある人工の湖「石村湖」を囲うように桜の木が植えられています。毎年桜祭りが開催されており、隣にはテーマ―パークであるロッテワールドが鎮座しています。この場所は散歩道としても人気が高く、都会に住む人々の憩いの場ともなっています。桜の花びらが散ると、湖にはピンクの絨毯が連なり、また違った趣を醸しだしています。
ソウル一の人気花見スポット・汝矣島
花見シーズンになるとソウル特別市永登浦区の汝矣島には、毎年200万人を超える人が訪れるといいます。漢江沿いに桜が続いており、ソウルで最も人気がある花見スポットと言われています。さらに、ドラマや映画のロケ地にもなっています。桜祭り期間中は1キロ以上に渡り道が通行止めになるので、心置きなく桜を楽しめます。
夜桜観光にもぴったり・E-WORLD
大邱広域市達西区にある総合テーマパークE-WORLDでもこの季節になると桜祭りが開催されます。桜の木の多さもさることながら、LED照明を使ったライトアップでさらに桜の彩りが増し夜桜の鑑賞にもぴったりです。すぐ近くには「大邱タワー」という展望台があり、高所から見る桜もまた違った魅力があります。
湖とのコラボや都会の憩いの場所。さらにはテーマパーク内にある夜桜鑑賞にぴったりな名所など、さまざまなシーンに適した花見ができます。日本の桜ももちろん綺麗ですが、普段とは違った桜を見たい方は少し足を延ばし見てもいいかもしれません。