シルクロード南の要所として栄えた大理古城―中国十大古城

中国十大古城、第9回目は雲南省大理市にある大理古城です。中国の歴史文化名城に指定されている大理古城の歴史は唐代までさかのぼります。唐代や宋代など500年余りに渡り大理古城は雲南省の政治・経済・文化の中心でした。古城内には市級の保護文化財が14カ所あり、大理の歴史文化や宗教文化、民族文化の息吹を感じ取ることができます。

仏塔から歴史的文物6000種以上見つかる

大理古城の西北に位置する3基の仏塔は唐時代、崇聖寺という大きな仏教寺院内にありましたが、仏塔以外の建築物は、度重なる戦禍や地震ですべて崩壊してしまいました。主塔は唐時代の創建で、16層のレンガ製仏塔です。「千尋塔」と呼ばれています。仏塔の層数は奇数が原則ですが、大理の三塔は偶数になっています。1979年、三塔の大修復を行った際、塔頂と塔基の中から唐宋時代の文物6000種以上が発見されました。

大理〜三つの仏塔

大理古城2

シルクロード南の要所として栄えた

大理古城はシルクロード南の要所として栄えました。現地住民の多くは白族(ペー族)です。標高2000メートルにあるこの美しい町は「東洋のスイス」と呼ばれています。古城の西門を出ると、蒼山の麓まで「三月街」という広場が広がっています。この広場では毎年旧暦の3月15日頃に「三月節」という白族のお祭りが開かれています。

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大理古城3

南詔国と大理国の都だった

大理古城は南詔国と大理国の都でした。大理古城の「五華楼」は、8世紀ごろに大理古城一帯を治めていた南詔国の国賓館だった建物です。さらに、「西雲書院」は清代に建てられた書院で、元々は個人の邸宅でした。典型的な大理の古建築であり、大理の教育史を研究する上で重要な意味を持つそうです。このほか、1927年ごろに建てられた教会「天主教堂」や南詔国の都の跡地「太和城遺跡」など、観光スポットも数多くあります。

大理古城4

大理古城は南詔国や大理国といったかつての王国の都でした。そのため、当時の独特の文化や建築も目にすることができます。

           

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