敵だけでなく、洪水からも人々を守った寿県古城―中国十大古城

中国十大古城、第8回目は安徽省淮南市にある寿県古城です。寿県古城は宋代から建造が始まり、明・清代以降に城壁が強化されました。中国の歴史文化名城に指定されています。

敵だけでなく、洪水からも人々を守る!

寿県古城の城壁はもともとレンガ造りでしたが、その後洪水対策のため一部で石積みに変更され、さらにその後は細長い長方形の石材で強化が行われたそうです。1991年には大きな洪水から城内に住む人を守ったといいます。このほか、前秦軍と東晋軍が激突した「淝水の戦い(383年)」の舞台としても知られています。淝水の戦いは、兵力の劣勢を覆し勝利したことで有名な戦いで、東晋が勝利を収めました。寿県古城には古戦場も跡もあるそうです。

寿県古城2

楚文化の“故郷”

寿県古城は楚文化の“故郷”とも呼ばれています。楚文化は周時代後期の東周の南方に位置する楚国で誕生し、万里の長城建設でも有名な始皇帝が君臨した秦代の文化にも大きな影響を与えました。文化財や遺跡は160カ所余りで、うち国及び省級レベルのものは8カ所あります。

寿県古城3

中国の豆腐の発祥地

寿県古城一帯の気候は穏やかで湿気が高めとのこと。周辺には湖や川が点在し、水源に恵まれています。通年の平均気温は約15℃です。資源は豊富で、石灰石や大理石なども良く取れ、水質が良いことから天然水も有名です。中でも、「珍珠泉」は有名で、透明度の高い水で知られています。さらに、寿県古城が属する淮南市にある八公山は中国の豆腐の発祥地としても知られています。

寿県古城4

古戦場として城壁が敵の進入を防いだだけでなく、自然災害である洪水からも人々を守ったことから、地元の人にとっていかに重要な存在だったかは想像に難くありません。水がきれいな事でも有名なので、豆腐もきっとおいしいと思います。

           

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