さかのぼる事数十万年前!?歴史を体感できる商丘古城―中国十大古城

日本の古都である京都や奈良では、歴史的建造物からは悠久の歴史を感じることができます。数千年の歴史を持つ中国の古城(かつての都市跡)でも同様の体験ができます。天災や人為的な要因で当時の姿を保存した古城はごく一部となっており、そんな数少ない中国の古都を今回はまとめてみました。数が少ないとはいえ、十数カ所あるため、今回は「中国十大古城」と題し、特に有名な古城十カ所をご紹介いたします。初回は河南省にある「商丘古城」です。

多くの文化財と遺跡を残す

商丘古城は同省の商丘市睢陽区に位置しており、重点的に保護する場所にも指定されています。商丘市は100点の文化財と2000カ所を超える文化遺跡がある深い歴史を持つ都市で、中国のAAAA(4A)観光区でもあります(中国の観光区を5段階で評価した指標。最高位は5A)。商丘古城は全国的に見ても保存状態がよい古城です。文化財が豊富で歴史・文化において重大な価値を持つ都市を指す「歴史文化名城」に指定されています。

商丘市の概略

商丘古城2

世界遺産の大運河が通っています!

数十万年前に「燧人氏」が燧明国を今の商丘市に築き、木の板に木の棒を回転させ摩擦で発火させる方法を発明し現地の人に伝えたといわれています。商丘古城の観光名所でもある「燧皇陵」は燧人氏の陵墓です。紀元前約2500年前に五帝の1人である顓頊(せんぎょく)は商丘市を都としていました。さらに、商丘市は2014年に世界遺産に登録された「大運河」が通っている都市でもあります。

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商丘古城3

豊富な観光スポット

商丘古城で有名な観光場所は、755年から763年にかけて起きた大規模な反乱、安史の乱で活躍した武将・張巡と政治家の許遠を記念して建てられた「張巡祠」、1500年ごろに作られた城壁・「帰徳府城墻」、明末の文人・侯方域の故居・「壮悔堂」、清代の富豪である穆炳壇の邸宅だった・「穆氏四合院」などがあります。さらに、北宋の四大書院の一つである「応天府書院」も有名です。応天府書院は中国の宋代の優秀な政治家・文学者である範仲淹が学問を極めるために訪れた場所としても知られています。

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商丘古城4

数十万年前までさかのぼることができるなんて、本当に悠久の歴史を持つ古城だといえますね。偉人や歴史に深いかかわりのある遺跡もあるので、商丘古城をめぐれば歴史の勉強にもなりそうです。

           

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