「野蛮な山」K2、登頂は世界一難しい!?―中国十大高峰

中国十大高峰、9回目は地域別で2位の標高を持つ新疆ウイグル自治区で最高峰の喬戈里峰(K2)です。K2は標高が8611メートルあり、パキスタンと中国の国境に跨った世界で2番目に大きい山です。

K2は偉大な山で、白い女神?

K2はカラコルム山脈にある山で、測量時に用いた番号がそのまま残り、K2と呼ばれています。カラコルムの頭文字の「K」、測量番号「2」でK2です。中国では喬戈里峰と呼ばれています。喬戈里(チョゴリ)は一般的にタジク語で「大きくて偉大」という意味だと考えられていますが、K2の南側の地域にチベット族の末裔が暮らしていることから、喬戈里はチベット語で、「白い女神」を意味していると指摘する声もあります。

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異名は“野蛮”!厳し過ぎる環境

K2は山容が険しいだけでなく、気候条件も厳しいことで有名です。5~9月が雨季に当たり、9月中旬ごろから翌年の4月まで強い風が吹き徐々に厳しい寒さに変わります。標高7000メートルより上では風の強さが時速60キロメートルに達することも珍しくなく、最低気温はマイナス50度を下回ります。冬に条件は非常に厳しいためこれまで冬の登頂は成し遂げられていません。2018年もポーランドの登山チームが冬季での登頂を目指しましたが、2月の末に断念しました。8000メートル級の山で冬季登頂が成功していない山は現在K2のみです。その過酷な環境から「野蛮な山」の異名も持っています。

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登頂の難易度は世界一!?

K2は劣悪な気候や険しい山容に加え、人里から離れているため山にたどり着くのも一苦労です。こうした厳しい条件から、標高ではエベレストに及びませんが、登頂の何度はエベレストを超え世界一とも言われています。登頂に成功した事例もエベレストの約10分の1ほどです。K2では雪崩や崩落事故がたびたび発生しており、2008年にもオランダやフランス、ノルウェー、韓国、ネパールの登山家で結成された登山隊一行が氷塊の崩落により11人が犠牲となりました。当時、K2史上最大規模の惨事として注目されました。日本の登山隊は過去に何度も挑戦し、犠牲もありましたが何度も登頂に成功しています。

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登頂の難易度を正確に測ることは難しいですが、K2の登頂の難しさは世界屈指であることは間違いありません。初めてK2の登頂に成功したといわれているのが、1954年のイタリアの登山隊だそうです。2018年ですでに60年以上が経っていますが、冬季に登頂できた事例がないほど、環境は過酷です。

           

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