富士山の倍!ミニヤコンカは元世界最高峰の山―中国十大高峰

中国十大高峰、8回目は地域別で3位の標高を持つ四川省最高峰の貢嘎山(ミニヤコンカ)です。ミニヤコンカの標高は7556メートルで富士山の倍の高さを誇ります。ミニヤコンカは、チベット語で「ミニヤの白い山」という意味で、ミニヤはこの地域に住んでいた人やその地区を指す言葉です。

世界最高峰だった時代も

ヒマラヤ山脈の各峰の標高が正確に測定される前は、世界最高峰に位置づけられたこともありました。ミニヤコンカは氷河も有名で、中でも海螺溝はミニヤコンカ最大の氷河で、全長は約15キロメートルです。気候は場所によって様々で、東側の山麓では年平均気温が13℃なのに対し、海螺溝内にある標高3400メートルのベースキャンプでは1℃にまで落ちます。さらに、標高4900メートルでは平均気温はマイナス9℃にまで下がります。毎年6~10月が雨季で、11月~5月が乾季です。夏季は雲が多く発生することもあり昼夜の気温差が大きいです。標高4900メートル付近ですが、日中では高い時10℃の気温がある日でも、夜になるとマイナス10℃を下回ることも珍しくありません。登山隊の多くは雨季と乾季の境を狙って登頂を目指しているそうです。

ミニヤコンカ1ミニヤコンカ2

近くに富士山より高い標高を持つ空港

ミニヤコンカは大雪山脈に属し、同山脈の最高峰でもあります。大雪山脈には世界有数の標高を持つ空港があります。標高4280メートルの場所にあるダルツェムド空港は2008に開通し、当時は世界で2番目に高い場所にある空港でした。現在はTOP3から順位を落としています。車ならば6時間かかっていた旅程がわずか35分に短縮されましたが、航路上にミニヤコンカがそびえたっているため、フライトの難易度は極めて高いです。さらに、空気も薄いため、パイロットは酸素マスクの着用が義務づけられているそうです。

海抜4280m!標高世界2位の空港が完成―四川省甘孜チベット族自治州

ミニヤコンカ3ミニヤコンカ4

チョモランマよりもはるかに危険

ミニヤコンカは急峻で天候の変化も激しいため登頂は「チョモランマよりもはるかに危険」と言われており、多くの人が遭難にあっています。日本人では1981年にミニヤコンカに挑戦した北海道山岳連盟の8人が滑落により犠牲となりました。2009年には米国登山隊の米国人隊員3人が行方不明となり、その後1人の遺体が発見されました。

ミニヤコンカで米国登山隊員3人が行方不明、1人の遺体を発見―四川省

ミニヤコンカ5
ミニヤコンカ6

富士山の倍の高さを持ち、登頂は世界屈指の難易度のミニヤコンカ。危険とわかりながらも依然として挑戦する登山家が絶えないのは、人を惹きつける魅力があるからなのかもしれません。

           

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