1万年前の壁画や千年前の遺跡、悠久な歴史持つ賀蘭山―中国十大高峰

中国十大高峰、3回目は地域別で8位の標高を持ち、寧夏回族自治区と内モンゴル自治区に跨り、両自治区の最高峰である賀蘭山です。賀蘭山は賀蘭山脈に属しており、同山脈で最も高い、標高3556メートルの山です。賀蘭山は石炭の埋蔵量が豊富なことでも有名です。

1万年前の壁画が見つかる

観光名所としても人気で、壁画は見どころの一つです。銀川市から46キロメートル北西、賀蘭山口で発見された約1万年前の壁画は古代中国の遊牧民族が岩壁に残したものと言われています。人物像、狩猟、放牧、戦争、舞踏の風景の他、トーテムと生殖崇拝などの精神的内容の壁画も発見されました。

寧夏-銀川-賀蘭山の壁画(太陽神)

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「東方のピラミッド」がある賀蘭山

賀蘭山の麓に、西夏国王の陵墓「西夏王陵」があります。タングート族の王国「西夏」(1038年~1227年)の建築物です。「西夏王陵」はほぼ完全な形で保存されており、「東方のピラミッド」と呼ばれています。中国において20世紀の大発見の一つであるとも言われています。

<中国旅游>西夏王陵―千年の時を越えて蘇る異民族文化

賀蘭山3賀蘭山4

砂漠化を止めるべく、日本での安定を捨てた男性が話題に

賀蘭山がある寧夏回族自治区は中国でも降雨量が少ない地域の一つで、加えて、森林伐採や過度な放牧などで砂漠化が問題視されています。さらに、内モンゴル自治区も砂漠化が心配される地域です。政府規模でも砂漠化対策は進められていますが、民間でもさまざまな活動が行われています。2017年には、賀蘭山脈を超えようとする砂漠化を止めるべく、長年植樹活動を行う中国人男性が話題になりました。

日本留学から帰国後、14年間植樹を続ける中国人男性―中国紙

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1万年前の壁画に千年前の遺跡と、悠久の歴史を感じさせる賀蘭山。賀蘭山周辺の砂漠化は楽観視できませんが、官民が一体となって対策を進めればいつの日か緑が広がる風景が広がるでしょう。

           

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