900年前に作られた、元中国最長の安平橋―中国十大古橋

中国の十大古橋、第6回目は福建省泉州市にある安平橋です。安平橋は1138年から建造が始まり、約14年かけ完成しました。長い時間かけて建造したこともあり、2キロメートルを超える長さとなりました。

長さ2キロ、別名五里橋

中国の1里は約500メートルなので、約5里あることから安平橋は別名「五里橋」とも呼ばれています。幅は約3メートルで、361の橋脚に支えられ、花崗岩で作られた石橋です。明代や清代など過去に何度も修復され今に至っています。橋の西側(安海鎮側)には海潮庵と呼ばれる廟が、東側(水頭鎮側)には、水心亭と水心禅寺が建っています。

安平橋2

元中国最長の橋

安平橋は14年の歳月をかけて建造されただけあって、1905年に黄河大橋が完成するまでの約800年の間、中国最長の橋でした。さまざまな歴史を見守ってきた安平橋。中国や台湾で英雄と尊敬されている、鄭成功も泉州市の生まれです。鄭成功の母親は日本人で、鄭成功は明朝復興を掲げて清朝との戦いを続け、台湾をオランダから解放した偉人として知られており、鄭成功の母・田川マツ氏は、清の軍の攻勢を前に泉州市で自害したといわれています。自害の場所は城壁や安平橋などさまざまな説があります。

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安平橋3

900年近い歴史を持つ安平橋。橋の一方がある安海鎮がかつて安平道と呼ばれていたために安平橋の名前が付いたといわれています。橋面には厚さ50~100センチ、幅60~100センチ、長さ5~11メートルの細長い石材が敷き詰められており、重いものだと25トンもあるそうです。今の技術でも運ぶのに苦労しそうですので、当時の施工の大変さは想像に難くありません。多くの人の苦労によりつくられた安平橋は、多くの人に役立つ橋となりました。悠久の歴史を持つ安平橋に魅力を感じるとともに、その橋を作り上げた人びとのすごさに感服せずにはいられません。

           

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