絶好のデートスポット!愛の伝説が残る程陽風雨橋―中国十大古橋

中国の十大古橋、第5回目は広西チワン族自治区柳州市三江トン族自治県にある程陽風雨橋です。雨風を防げることから「風雨橋」と呼ばれる屋根付きの橋は、中国の少数民族・トン族の文化を代表する建物の一つで、程陽風雨橋は中でも最も保存状態が良く規模が大きい風雨橋として知られています。

常に注目の的

程陽という集落にある風雨橋ということから、「程陽風雨橋」と呼ばれていますが、正式名称は「永済橋」です。程陽風雨橋は1912年に建造されました。林渓河の水面から約10メートルの高さに設置されており、幅は約3メートル、全長は約64メートルです。程陽風雨橋は観光名所でもあるため、その動向は常に注目を集めています。2017年7月にこの一帯で洪水が発生し、程陽風雨橋の下を流れる川の水位が上昇した際には、中国の国営メディアを始め多くのメディアやポータルサイトがその状況を伝えました。

世界的にも有名な程陽風雨橋、洪水に囲まれる―広西チワン族自治区

程陽風雨橋1

釘は一切使われていない、トン族の代表作

程陽風雨橋は木造の橋で、釘が一切使われていないことでも有名です。風雨橋に屋根がある理由は、雨の多い地域に建てられたことに起因しています。木造の橋は雨に長い間さらされると腐りやすくなりますが、屋根を付けることでその状況を大きく改善しました。さらに、夏になると避暑の場所となり、住民らの憩いの場としても活躍しました。かつては雨風をしのげ住民らの交流の場でもあった程陽風雨橋ですが、今では観光客が増えたことで、現地の伝統工芸品が売られるようになり、現地住民と観光客の交流の場となっています。程陽風雨橋はトン族が作った風雨橋の中で、唯一国家級の保護文化財にしてされているもので、トン族の風雨橋の代表的な存在と言えます。

程陽風雨橋2

程陽風雨橋にはロマンチックな伝説も存在します。新婚の夫婦が小さな木の橋を渡った際、川の中の妖怪が女性を気に入り、大風をふかして女性をさらって行きました。余りの悲しみに男性は号泣し、その姿に感動した龍が妖怪を退治し女性を男性のもとに返してあげたそうです。その龍に対する感謝として、小さな橋は屋根が付いた風雨橋に作り替えられたといいます。この伝説も影響しているかもしれませんが、屋根がついていることで恋人にとって愛を語らう絶好の場所となりました。夫婦の愛の伝説が伝わる風雨橋に、水が流れる心地よい音、漆黒の中で輝く満天の星空、愛を語り合うには確かにロマンチックな場所です。

           

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