世界遺産内にある、乾隆帝が愛した玉帯橋―中国十大古橋

中国の十大古橋、第2回目は北京にある玉帯橋です。中国で玉帯橋と呼ばれている建築物は複数ありますが、北京の世界遺産・頤和園の昆明湖にたたずんでいる玉帯橋が一番有名です。

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頤和園は中国のポータルサイト・今日頭条が2016年に報道した、「日本人が選んだ中国の10大観光地」の一つにも選ばれた場所です。名前の由来は、「玉帯」と呼ばれる古代のベルトに似ていることから「玉帯橋」と名づけられました。玉帯は中国の戦国時代にモンゴル一帯の騎馬民族が身に付けていたベルトが中国大陸に伝わり、隋・唐代には官僚の制服に取り入れられました。玉をあしらった装飾が特徴的で玉帯と呼ばれています。玉帯橋も石や玉があしらわれ、全体的に白が際立っています。このほかでは、盛り上がった形がラクダのこぶに似ていることから、「ラクダのこぶ橋」とも呼ばれています。外観の特徴を捉えたネーミングですが、玉帯橋の方がみやびな感じがします。

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玉帯橋2

玉帯橋3

乾隆帝が愛した“仙島”

アーチ構造の玉帯橋は清代の乾隆帝(1736-1795)の時代に作られたもので、1875~1908年に渡り改修されました。頭頂部の高さは約7.5メートルで、乾隆帝が頤和園の西5~6キロメートルほどの場所にある玉泉山に船で向かう際に良く通っていたのが玉帯橋と言われています。乾隆帝お気に入りの橋で、湖面に映ると半円の形がきれいな円形となり、水面が波打つと何とも幻想的な風景を作り出します。余りの美しさから、「海上の仙島」の異名も持っています。

玉帯橋4

玉帯橋5

玉帯橋は橋としての利便性はもちろんの事、鑑賞する価値が非常に高い建築物でもあります。ゆらゆら揺れる水面に映える玉帯橋の姿は絵の如く美しく幻想的です。

           

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